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美術書・芸術書を高く売るためのポイント。種類や買い取り相場を解説

お役立ち情報

ご両親、おじいさん、おばあさんが大切に集めた美術書や芸術書はありませんか?

 

専門的な内容が書かれている美術書、芸術書の中には、今では手に入りにくいものや新刊として流通していないものも数多くあります。
ただ、希少性が高い分、探している人の数も少なく、古本屋に持ち込んでも価値の低い本として扱われてしまう可能性があります。

そこで、今回は美術書を高く売るためのポイントや、販売のコツなどを詳しくご紹介します。
「美術書、専門書を古本として売りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。

美術書とは

美術書とは、美術に関するさまざまな書籍を指します。
画集や写真集、イラストなどが掲載されたものや、展覧会をはじめとする美術評論などが書かれた書籍、図録やカタログなどもそのひとつです。
専門性が高く、購入価格は数千円のものから中には数万円、数十万円する高価なものもあるため、市場では高値がつく可能性が高く、中古市場の価格も高値がつきやすい特徴があります。
また、デッサンの基本や油絵の技法など、絵を描くための技術について書かれたもの、その作家の全作品を収録したレゾネなども含めたアート関連全般をまとめて美術書に含まれています。

美術書を高く売るためのポイント

美術書は、専門性が高い本のため、世の中に多く流通している本ではありません。
探している人の数も限られているため、大手チェーンの古本屋などに売りに行った場合、「売れない本」として扱われ、評価が低くなってしまう可能性があります。
そのため、古本買取業者や町の古書店などに買い取り査定を依頼することをおすすめします。

また、アート関連のアイテムを所持している場合、まとめて売ると付加価値を期待できる可能性があります。
例えば、ピカソの絵画展のパンフレット1冊だけでは価値が低い場合でも、ピカソの画集やレゾネなどとセットにすることで、関連する商品としてまとめ売りできるため、査定がアップすることがあります。もし、美術書の査定を依頼する場合はまとめて一気に査定に出すことをおすすめします。

高額買い取りを期待できる美術書の特徴

美術書も査定の基準は他の古本と変わりません。
査定基準を簡単にまとめると、下記の通りになります。

  • 市場の流通額はいくらか
  • 本の状態は良いか(キズや汚れ、破れたページなどはないか)
  • 今の市場で手に入りやすいかどうか
  • 人気作家の美術書かどうか(「有名」ではなく「人気」です)

ただし、希少価値が高く、手に入りにくい美術書などは、少々のキズや汚れがあっても高額買い取りになる可能性もあります。

>より詳しい査定のポイントを知りたい方はこちらの記事をご覧ください

美術書の買取相場はいくらぐらい?

美術書の買い取り額は、本によってまちまちですが人気作家の関連している書籍で、古くて希少価値が高いものであれば高額買い取りにつながる可能性もあります。
専門性や希少性が高ければ、少々汚れていても高額になる可能性があります。

例えば、弊店で買い取りさせていただいた李 禹煥(リー・ウーファン)の作品集や、西域美術は高額な部類に入る美術書です。

香川県にて李 禹煥(リー・ウーファン)の美術書を買取しました

高知県より西域美術全3巻を買取しました

 

広く一般的に流通していない本なので買い手はある程度限られますが、その分欲しい人にとっては高いお金を払ってでも手に入れたい書籍。
場合によっては数万円の値がつく高額商品もあります。
弊店の買取価格・商品の一例を表示しているので、下記を参考にしてください。

>美術書・芸術書の買い取り価格(目安)

シリーズものはそろっていれば査定アップ

西洋美術大英博物館スタイン・コレクション(全3巻)をはじめ、美術書・芸術書にはシリーズものがたくさんあります。
例えば、3巻そろっていた場合の買取価格が6万円となっていた場合でも、1冊ずつの買い取り価格は2万円にはなりません。
なぜなら、全3巻がすべてそろっていることに大きな価値があるからです。
もし、シリーズものを全巻そろえている場合は買い取りに出す際も全巻まとめて出した方が高額査定につながる可能性が高くなります。

有名かどうかが査定のポイントに

現在活躍している有名な画家の作品集や、著名なデザイナーの美術書などは限られたニーズの中でも探している方が多いため評価が高くなる場合があります。
今では手に入りにくく、希少価値の高い書籍ともなれば、数千円から、ものによっては数万円単位の査定額になる可能性も。

100年200年と遡った古書、和本、唐本などの中には数十万円、数百万円を超える物もございます。

 

また、自身が集めていた美術書や芸術書ではなく、もらったものや受け継いだものを整理する場合「全然知らない美術家の本」ということがあります。
この場合、「著名ではないため価値が低い」と思われることが多いですが、世間一般の人が知らないだけで、美術の世界に詳しい人なら誰でも知っている有名な人ということも少なくありません。
海外デザイナーの書籍などもそのひとつ。「どうせ知らない人の本だから高く売れないだろう」と決めつけず、まずは査定依頼してみることをおすすめします。

美術書の買い取りのコツ

美術書や芸術書を売るにあたって「どこよりも高く買います」「高価査定します」といったお店は数多くあります。
しかし、みなさんは専門家ではないため、実際に正しく査定されているかどうかは分かりませんよね?

専門性が高く、自分では価値の判断がつきにくい本を買い取り依頼する場合、お店選びは慎重に行う必要があります。

店舗によっては査定基準が低かったり、買い取ってもらえなかったりする本がある他、お店によっては高価買い取りの対象になっている可能性もあり、金額に開きが出てくる可能性があります。

 

また、美術書は良い紙を使っていて非常に重いので、大量に有る場合は自宅まで出張査定・買い取りに来てくれるお店の方が良いでしょう。

 

そのため、いくつかのお店の中から、一番条件に合った業者に買い取り依頼をすれば、大きな失敗を防ぐことができます。

美術書・芸術書を査定依頼しよう

美術書・芸術書は専門性が高い書籍のため、高値で査定されるものも多くあります。
一般的にはニーズの低いと思われがちですが、興味があり、求めている人も多いため、買い手がつきやすい分野でもあります。

バーコードがついていない、古い書籍も、希少性が高く高価買い取りにつながる可能性もあります。
長年かけて集めたもの、古いものにつきましては、大手チェーン店ではなく、専門店にお問い合わせされる事をおすすめします。
不要になった書籍があれば、次の方に活用してもらうためにも、ぜひ買い取り査定を依頼してください。

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