古書の店頭買取の注意点。持ち込みのメリット・デメリットについて。
本を売りたいと思った時、多くの方から最も選ばれているのが「店頭買取」です。
古本屋や古書店が出張買取や宅配買取など、さまざまなサービスを行っていますが、店頭に持ち込まれる方が多いのが現状です。
ただし、古書の店頭買取の場合「買い取ってもらえない」お店もあります。
「持ち込んだは良いけれどそのまま持ち帰る事になってしまった」
となっては、時間も労力も無駄になってしまいます。
そこで、今回は古書の店頭買取をする際に、覚えておきたいチェックポイントについてご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
古書ってどんな本のこと?
古書と古本は、厳密にはどちらも中古の本のことを指します。
明確な違いは1点だけで、古本は「新品をお店で買えるもの」古書は「新品をお店で買えないもの」を指します。
そのため、こまかく言うと数ヶ月前の雑誌なども古書になるのですが、一般的にはバーコードやISBNコードのついていない、昔の本のことを「古書」と呼ぶ場合が多いです。
古書を売る際の注意点
ISBNコードのついていない昔の本を売る場合、注意しておきたいのが「買取り可能かどうか」です。
古本を店頭に持ち込む際、お店で買い取ってもらえるかどうかは「その本に買い手がつくかどうか」になります。
本屋としては、持っていても永遠に売れない本には1円だって払いたくありませんし、高値で売れる本は高額なお金を出してでも買取りたいわけです。
ただ、お店によって例外となる可能性があるのが古書になります。
買い取り可能かどうか以外に、「管理が可能かどうか」も買い取りの基準になる場合があります。
つまり、本をバーコードやISBNコードで管理している場合、それがついていない古書は管理ができない本になります。
そのため、たとえ希少価値が高く、高値で取引されている本であっても買い取りができません。
上記の二つの理由から、お店によっては古書の買い取りを断られる可能性があります。
そのため、店頭に持ち込む際にも「買い取りが可能かどうか」を事前に確認しておくことをおすすめします。
買い取りの際に必要なもの
買い取りの際に必要なのは、ご本人確認ができる書類です。
氏名、生年月日、現住所が記載されているもので、有効期限が切れていないものが必要です。
下記をご用意いただければまず間違いありません。
- 運転免許証・運転経歴証明書
- 健康保険証
- パスポート
- 福祉手帳
- 学生証
- 年金手帳
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
- 住民票の写し
ただし、未成年の方は保護者の同意書が必要となります。
店頭買取りのメリットとデメリット
店頭買取は、自分のペースで買い取りを依頼できることもあってお客様から最も好まれる買い取りスタイルとなっています。
ただ、店頭への持ち込みから買い取りまでがスムーズにいかないケースもあるため、失敗しやすい顔取りスタイルでもあります。
店頭買取のメリットとデメリットは下記の通り。
店頭買取のメリット
- 自分のペースで買い取り依頼ができる
- 持ち込んですぐに査定してもらえる
- その場で現金を受け取れる
- その日のうちに片付く
店頭買取のメリットは、片づけたい本がその日のうちに片付いて、その場でお金が受け取れる点。
自分のペースで買取依頼ができるため、今日思い立って即行動を起こしてもその日のうちに全て終わるスピード感が魅力です。
そのため、ある程度「買い取ってもらえるとわかっている本」を、手に持てる程度の量で売りたい場合、店頭買取がおすすめです。
店頭買取のデメリット
- 買い取ってもらえない場合無駄足になる
- 依頼できる量に限界がある
- 複数店舗で比較検討しにくい
古書を売りたい場合、買い取ってもらえないことも少なくありません。
そのため、無駄足を防ぐ意味でも事前に査定しておくことをお勧めします。
また、その際に複数店舗に見積もり依頼を出しておけば、一番高く買い取ってもらえるお店に持ち込むことが可能です。
持ち運びが難しい量の場合は無理に持ち込むのではなく、出張買取などもご検討ください。
買い取りの流れ
店頭買取の場合、買い取り手順は下記の通りになります。
- 商品の受け取り
- ご本人様確認
- 買い取り受付
- 査定・金額のご案内
- お支払い
浩二書店で査定できるのは店主のみなので、出張買取などで不在の可能性があります。
持ち込みの際は、営業時間中であっても事前の連絡をお願いします。
また、持ち込みの前に事前査定をしておけば、当日の査定がスムーズになります。
商品を持ち込まれた場合、まずは「お売りいただける商品」と「ご本人様確認の書類」を確認します。
未成年の方はご両親の同意書が必要となります。
また、商品によっては買い取りができないものもございますので、ご了承ください。
買い取りの受付が完了したら、その場で商品を査定いたします。
査定完了後、商品と金額のご説明を行い、問題がなければその場でお支払いとなります。
もちろん、ご納得いただけない場合は商品を持ち帰っていただくことも可能です。
買取りができないもの
場合によっては買い取りができないものもございます。
よくある、買取ができない商品をまとめましたので、参考にしてください。
- 落書き、書き込み(氏名など)のある本
- 破れ、抜けのある本
- 水濡れ、カビ、日焼けなどがひどい本
古書については、日焼けや破れなどは新刊ほど厳しくはありませんが、ひどい場合は買い取りできない可能性があります。
そのほか、買い手がつかない本も買い取りできない場合がございます。
例えば、週刊誌や雑誌、新聞、通信販売のカタログなど。
まとめ
店頭買取のメリットは思い立ったその日に売りに行けることです。
ただ、特に古書を売る場合は買い取ってもらえないケースも少なくないため、見積もりも含めて事前に相談しておくことをおすすめします。
事前に査定をしていても、本の状態によっては買取価格が下がる可能性があります。
また、汚れや破れがひどいもの、名前などの書き込みがあるものなどは買い取りができない可能性もあります。
古書の買い取りは、買い手がつくものに関しては希少価値もあって高値がつく可能性があります。
ただ、買い手がつかないものは買い取りが難しいものもあります。
そのため、事前に査定をした上で店頭に持ち込むことをおすすめします。
また、まとまった量がある場合は重い本を運ぶ労力と手間に加え、その日のうちに査定が完了しない可能性もございます。
店頭買取ではなく、出張買取などのサービスもぜひご検討ください。