実家の片付けで高く売れるものってどんなもの?
生前整理や遺品整理なども含め、ある程度年齢を重ねていくと実家の片付けをする機会は出てくるもの。
自分が購入したものであればなんとなく価値はわかるけれど、両親が使っていたもの。
価値があるかどうかいまいちわからないというものも多いのではないでしょうか。
そこで、今回はどんなものが売れるのかについてご紹介します。
「こんなものが売れるの?」
といったものも意外に価値が高かったりするので、どうしても取っておきたいというものでなければ思い切って売ってしまうのも良いでしょう。
実家の片付けで気をつけておくこと
まず、当たり前のことですが片付けを任されたからといって、何でもかんでもお金に変えてしまうのはNGです。
特に、ご両親から片付けを任された場合は「あなたに任せる」と言われていたとしても相談してみることをおすすめします。
世の中的に価値が高くないものでも、ご両親にとって思い入れのあるものもあるかもしれません。
さらに、意外なところで思い出話が出てくるかもしれません。
忙しいこともあってサラッと片付けてしまいたくなる気持ちもあるかもしれませんが、今しかないこのタイミングで両親の思い出と向き合ってみるのもおすすめです。
実家にありそうな高く売れそうなもの
- 家電製品
- タンス・食器棚などの家具
- 食器
- お酒
- 宝石・貴金属
- ブランド品
- 美術品・骨董品
- 着物
- カメラ
- 釣具
- ゴルフ用品
- CD、DVD、レコード
- 本
リサイクルショップで売れそうなもの
家具屋家電は街のリサイクルショップで買い取ってもらえます。
ただし、何でも引き取ってくれるわけではないため、売れそうなもの、売れなさそうなものの判断が必要になってきます。
家電製品
テレビや冷蔵庫、エアコンにパソコン。
人が住んでいた家であればまず間違いなく家電製品があります。
ただ、実は意外と値がつきそうでつかないものが多いです。
というのも、家電製品は目まぐるしく最新モデルが入れ替わるため、数年家にあるだけで古いモデルになっていることがほとんど。
場合によっては買い取ってもらえないものも少なくないので注意が必要です。
タンス・食器棚などの家具
タンスや食器棚などの家具は、モノによって高く売れるものもあれば、まったく値段がつかないものもあります。
例えば、昭和40年以降に購入した婚礼ダンス的なモノ。
購入した時は数十万くらいしたし、状態もキレイ。これならけっこう高値がつくのでは?
と思うかもしれませんが、リサイクルショップによっては買い取ってもらえないものも多いです。
もっと古い、アンティーク家具や最近イケアやニトリで買ったもっと安めの家具の方が需要が高く、買い取ってもらえる可能性が高くなります。
食器
食器と言っても種類は限られますが、例えば百貨店などで高値で売られている外国の食器や、伝統工芸品など、もともと価値の高いものは比較的高値で引き取ってもらえることがあります。
例えば、ドイツ食器ブランド、マイセンのカップ&ソーサーセットであれば、種類によっては数万円で買い取ってもらえる可能性があります。
お酒
未開封のお酒も比較的高値で買い取ってもらえることがあります。
ウイスキーやワインは何年モノといったカタチで月日を重ねる度に価値が上がるものもあるため、未開封のお酒がある場合は要チェック。
ただし、口にするモノなので保存状態も重要なポイントです。
中古ショップで売れそうなもの
リサイクルショップと系統は同じですが、家具・家電と貴金属やブランドモノでは専門性が異なります。
そのため、きちんと価値を判断してもらえるお店にお願いするのがおすすめです。
宝石・貴金属
高額買取ができるモノの最たる例が宝石や貴金属です。
ブランド品であればさらに高値で取引してもらえる可能性がたかくなります。
ただし、身につけるモノだけに両親の思い入れが強かったり、思い出の品だったりすることもあります。
売ってしまった後で買い戻そうとしても戻ってこない可能性があるので、売る場合は慎重に。
もしかすると、「あなたの結婚式に呼ばれたときに身につけるために買った」みたいな裏話も聞けるかもしれません。
ブランド品
宝石や貴金属と同様、保存状態が良ければ高音がつく可能性があるのがブランド品です。
バッグや時計、財布など、人気のアイテムで、さらに人気ブランドのひと品になれば、使うためではなくコレクションするために探している方もいらっしゃいます。
モノによっては鑑定書や保証書。購入した時の箱などがあればさらにプラス査定になることもあります。
美術品・骨董品
美術品、骨董品もブランド品や貴金属と同じく高音がつく可能性があります。
ただし、自分では価値が分かりにくいため、提示額が正当なのかどうかが分かりにくい点があります。
また、持っておくと価値が上がる可能性があるため、売り時がわかりにくいのも特徴です。
さらに、場合によっては偽物や贋作などもあり、まったく価値のないものという可能性もあるので過度な期待は禁物です。
着物
家によっては洋服だけでなく着物が残っている家もあるはず。
基本的に古いデザインの着物は買い取りが難しい場合が多いです。
作家モノ、近年仕立て直したもの(概ね5年以内)でしたら、お値段がつく場合もあります。
趣味のモノは意外と高値で売れる
お父さんのカメラやゴルフ用品、釣具など、趣味で集めているモノは意外と高値で売れるかも。
カメラ
一眼レフカメラ、フィルムカメラなどは、ご家庭に有る物の中でも高く売れやすいものです。
最近のデジカメにつきましては、家電と同じで新しいモノほど高値がつく傾向にあります。
ただし、一部のコンパクトカメラやチェキなど、レトロな画質が良いとされる物もあります。
テレビやパソコンなどと違い、かなり昔の機種でも、一眼レフのカメラは高く売れる傾向があります。
ポイントとしては、本体とレンズをセットにして売ること。
詳しくない方がレンズを着脱するとホコリが入ったりカビの原因になります。
レンズを付けたまま、防湿庫に入れたままでお声がけください。
釣具
釣りをしないひとからするとなんでも同じという印象が強い釣り竿や、あってもいまいち価値を感じられないルアーなども、釣りをする人にとっては価値の高いものが多いです。
興味のない方にとっては同じようなものでも、片方は500円でもう一方が数万円買い取りという事はよくあります。
和竿、カーボンやステンレスで作られた竿、リールやルアーなど、様々な高価買取アイテムのあるジャンルです。
豊かな自然と海に面する四国、岡山では釣りを趣味にされる方は多いです。
お片付けの際は要チェックアイテムですね。
ゴルフ用品
ゴルフクラブを筆頭に、ゴルフ用品はかなり高値で取引をされる物があります。
ご両親がお仕事の付き合いやご趣味でゴルフにはまっていたのであれば、ある程度の金額で買い取ってもらえる可能性が高いです。
ただし、自分用にカスタマイズするなど、アレンジが加わっていると金額が下がったり、場合によっては買い取ってもらえなかったりすることもあります。
本やCD・DVDは古本屋に
本やCD、DVDは専門店に売るのがおすすめ。
実家の片付けともなるとかなりの量になることも少なくないので、出張買取サービスを利用するのがおすすめです。
CD、DVD、レコード
CDやDVDなど、実家で山積みになっているケースが少なくありません。
1つひとつは大きな値段になりにくいですが、数があればまとまった金額になります。
さらに、レコードの場合はコレクターがいるため、高値で売れるケースもあります。
本
人気の書籍であればなんとなく価値がわかりますが、興味のないジャンルの見たこともない本の場合、そもそも売れるのかどうかすら謎。
とはいえ、考え方はCD、DVDと同じで、1冊ずつはそれほど高い金額では売れないけれど、数が集まればそれなりの金額になると思っておいて間違いありません。
もちろん、中には売れないものもありますが、売れなくても引き取ってもらえるケースがあるので希望する場合は一度確認してみましょう。
売れるものと売れないものの基準
ジャンルを問わず、売れる、売れないの判断は「買いたいと思う人がいるかどうか」に尽きます。
そのため、壊れていて動かなくなったアンティーク商品も、観賞用に欲しがる人がいれば売れますし、高額で購入した最新のアイテムでも、誰も欲しがらなければ買い取ってもらえません。
一般的な判断基準としては
- 10年以上前の型落ち商品
- 既製品をカスタムしてしまった物
- 住所や名前が書かれているもの
- 大きなキズ、破損があるもの
上記のようなものはかなり良い物でなければお値段がつきにくくなります。
大変な片付けをタダで手伝ってもらう方法
実家の片付けは本当に大変。
忙しい合間を縫っての重労働は好き好んでやりたいものではないでしょう。
でも、友人や知り合いにお願いして手伝ってもらえるものでもありません。
そこでおすすめなのが「出張買取サービス」です。
リサイクルショップや古本屋さんなどでお願いすることが可能です。
売りたいものを片付けてその場で持ち帰ってくれる上、その場でお金ももらえて一石二鳥。
もし、片付けが大変で一人では難しそうだと思ったら、ぜひ利用してみましょう。