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宗教の本って売れる?相場や高く買い取ってもらうためのポイント

お役立ち情報

「不要になった宗教の本が家にたくさんあり、処分に困っている」
という方はいらっしゃいませんか?

宗教の本と言っても仏教や神道、キリスト教、ユダヤ教など、さまざまな宗教・宗派があります。
しかも、日本は無宗教の人も多く、宗教の本の需要は一部の人に限られます。
そのため、一時的に宗教の本を集めていたけれど、不要になってしまったという方がどのように処分してよいかわからず置いてあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そういった方のために、今回は宗教の本について高く売るためのポイントをご紹介していきます。

宗教の本って売れるの?

そもそも宗教の本って売れるの?

特殊な本だから需要が無いのでは?
と思っている方はご安心ください。
宗教の本は売れます。古本屋としては大歓迎のジャンルとなっています。

 

信仰のための本なので、必要がなくなったからと言って売ってしまうとバチが当たるのでは?
と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、売るという行為は、別に欲している人に渡すために、その道のプロにお願いするということ。
今の自分よりもその宗教の理解や知識を深めたい別の誰かに譲ると考えると、少し心も楽になるかもしれません。

宗教の本ってどんなものがあるの?

宗教の本とひとくくりにされていてもその数は限りなく、ジャンルもさまざまですが、大きく分けると宗派と内容のふたつに分かれます。
宗派は宗教の種類のことで、大きくは仏教、神道、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教などですが、

詳しい方の間では仏教の中でも真言宗○○派、天台宗○○派など。

キリスト教でしたらカトリック、プロテスタント、ギリシャ正教など、様々な宗派があります。(教会は教派と呼ぶ場合も)

 

内容とは、何について書かれているかです。
聖書のように宗教の基本的な教えや神話などが書かれているものから、宗教の信仰に基づく行動指針や哲学的な内容が書かれている教理書、宗教的観点から人言の存在や社会のあり方などを描いた思想書、宗教の歴史や変遷などが書かれた歴史書などがあります。

 

有名なところでは、キリスト教の聖書、ブッダの教えを書いた思想書などがあります。
また、その教えを元にしたビジネス書エッセイやビジネス書などもあります。

 

また、建築書、芸術や音楽など、一見して宗教と関係が無さそうな本であっても、社寺仏閣や教会に関係がある物が多数ございます。

宗教の本を高く売るためのポイント

宗教の本は専門性が高く、一般の方向けに流通している本ではありません。
そのため、探している方が限られているため、店舗販売の古本屋に売りに行った場合「売れない本」として扱われ、評価が下がってしまう可能性があります。
まずは古書店買取業者や町の古書店などに買取査定を依頼することをおすすめします。

また、宗教と言っても仏教、神道、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教など、さまざまな種類があります。
さらに、国際的な宗教から、民族宗教、宗派や教派まで含めると数え切れないほどあります。

宗教全般のことを書いた本もあり、ジャンルはさまざま。
買い手も「古神道の本を探している」「キリスト教プロテスタントの本に興味がある」といった需要が多いため、宗教の本の中でもジャンルをある程度統一した方が買い手がつきやすくなるため価値がアップします。

高価買取を期待できる宗教の本の特徴

一般の方が見て、何の事か分からないほど専門的なものが、高価買取を期待できる本となります。

一般的な知識はネットで無料で見られる昨今、入門書や解説書の需要はさほど多くありません。

数年、数十年をかけて熱心に集められた専門的な宗教の本こそが、今の時代でも求められているものとなります。

 

宗教の本はどこで売るのがベスト?

宗教の本は種類が多くあります。
本によって高値がつくものもあればほとんど値がつかないもの、お店によっては買い取ってもらえないものもあります。
そのため、数冊であればあまり気にする必要はりませんが、まとまった数になるとどうやって売るかは重要な条件のひとつになってきます。

古書店の買取サービスを利用する

最もおすすめなのは、古書店の買取サービスを利用すること。
まとまった本を売る場合でも値段がつきやすく、適正価格で買い取ってもらえる可能性が高いです。
大手チェーン店の古本屋では買い取ってもらえない可能性が高い本も買い取ってもらえることが多く、一気に多くの本を引き取ってもらってスッキリしたいという方は特におすすめ。
出張買取サービスを利用すれば、その場で査定、お金の受け取りまで終わるので安心です。

●古書店の出張買取の特徴

  • 種類の多い宗教の本をまとめて買い取ってもらえる
  • 買い取ってもらえない本が少ないため、全部引き取ってもらいたい方におすすめ
  • その場で査定、支払いまで終わるのでその日のうちにすべての流れが完了する
  • お店に持ち込まなくて良いので手間が省ける

大手チェーン店の古本屋に持ち込む

本の買取をお願いする場合、最寄りの古本屋さんに売りに行く方も少なくないでしょう。
査定の基準もしっかりしており、サービスもしっかりしているので安心です。
問題としては、希少性の高い本を買い取ってもらえない可能性がある点。

宗教関連の価値ある本は古いものも多く、状態が悪くなりがちです。

大手チェーン店は店頭にきれいな本のみを並べますので、古く状態が悪い物を買い取ってくれません。

買い取ってもらえない本は手元に残ってしまうため、その後どのように対応するかは悩むところ。
残りの本を古書店に買い取ってもらうなら、最初からお願いしておけば・・・となる可能性もあります。

●大手チェーン点の店頭買取の特徴

  • 査定の基準が明確で、サービスもしっかりしている
  • 数十年以上前の本、状態の悪い本は買い取ってもらえないことがある
  • お店に持ち込むため、まとまった量を売る場合運ぶのがたいへん

自分で売る

最近では、読まなくなった本をインターネットのサービスを使って自分で売ることができるようになっています。
自分で値段を決められるため、思わぬ金額で買い取ってもらえる可能性があるため、メリットも多くあります。
とは言え、この方法は慣れない方にはあまりおすすめできません。
なぜなら、希少性の高い本を売るためにはある程度経験や知識を持っていないとうまくいかない可能性が高いからです。

買取を希望する人の数が多ければ多いほどすぐに買い手が見つかりますが、宗教の本は探している人の絶対数が少ないため、なかなか買い手がつかない可能性が高いです。
また、必ずしも高く売れるという訳ではなく、場合によっては手間と時間と労力をかけて買取サービスよりも低い値段にしかならない可能性もあります。
いつ売れるかがわからない上、いっきにまとまった量が買い取ってもらえるわけではないので、できるだけ早く整理したいという方には特に向いていません。

●自分で売る方法の特徴

  • ある程度経験値がないと売れない可能性がある
  • 買い手がつかないと本が減らないので整理に時間がかかる
  • 必ずしも買取サービスより高く売れる訳ではない

宗教書の買取相場はいくらぐらい?

宗教書の種類は非常に幅広く、内容も専門性が高いものから、モノによっては宗教色の薄いものまであり、購入価格も文庫本なら数百円から一千円程度、単行本なら数千円から、大型本は数万円ほど、全集揃いでしたら10万円以上するものもあります。
さらに、希少性の高い古書などは高額で取引されているものもあります。

広く一般的に流通している本ではないため、買い手はある程度限られますが、その分希少性も高くなりやすく、中には高いお金を払ってでも手に入れたい幻の本のようなものもあります。
場合によっては数十万円以上の買取価格がつくものもあるので、要チェックです。

>宗教書の買取価格(目安)

 

シリーズものを揃えれば査定アップ

宗教書の中には1冊の本ではなく、何冊ものシリーズになっているものもあります。
例えば、岡田茂吉の全集は全部で35巻のシリーズもの。すべてそろえて査定に出せば、状態がよければ全部で10万円を軽く超える査定額になります。
その他、弘法大師 空海全集(全8巻)や新カトリック大辞典(全5巻)など、シリーズになっている本は数多くあります。
全巻そろっていれば査定額がアップするので、ぜひチェックしてみてください。

価値の低い本と決めつけず査定してみよう

家族に宗教に興味がある方がいて受け継いだ本など、自分で集めていた訳ではないのでいまいち価値がわからないという場合、よく分からないため価値が感じられないという方が多いです。
弘法大師やイエス・キリストなど、誰もが知っている名前であれば知名度が高いことは分かるかもしれませんが、これについて書かれた本が価値があるかどうかになるとさらに判断が難しくなります。
「マニアックなジャンルの本だから高く売れないだろう」と決めつけず、まずは査定依頼をしてみることをおすすめします。
もしかすると意外な高値がつくかもしれません。

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