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汝の「欲望」に従って行為せよ: ジャック・ラカンの倫理学

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美品
2,500円
一般中古品
1,500円
キズ・汚れ・難あり
1,000円
出版社
ナカニシヤ出版
著者
桑原 旅人
発行年
2025年
商品情報
「ラカンを触媒として現れたおそるべき思考=記述機械!
精密機器のようにして描き出されたラカン派精神分析の像から
読者は新しい思想的光景の予感を得るであろう。」


ラカンの講義で参照された文献とその思想史的背景を開示しながら、セミネールを内在的に読解。
各人の個体的特異性を尊重し、安易な快楽に身を預けるのではなく、自己自身に固有な「欲望」を問い続け、それに葛藤とともに向き合い、引き受けるラカンの「欲望の倫理学」を明示する。


「ラカンが自己自身の欲望を生み出したトラウマの経験へと固執することによって、破行しながらでも固有なドラマを織り上げていく個人の方に与したのは明らかだ。どこまでも自己自身の沈鬱なトラウマ的欲望に拘ることで、世界を統一的な場にしようとするあらゆる勢力に反逆すること、それこそがラカンの思い描く倫理の姿なのである。」

「改めて我々の企図を一言にすれば、それはラカンの精神分析理論から「欲望の倫理学」を構想することである。[…]大切な何かを奪われ、憎悪に心を焼き尽くされた者の愚かさを認めるような主張は、およそ倫理学と呼ばれるものとは正反対の態度だ。しかしながら、それがたとえ憎悪に起因するものであってさえも、ラカンは欲望の道を直進する主体を衒いなく称賛し、あまつさえそれを「倫理」とまで呼んでしまう。極限にまで至る欲望への向き合いのその過剰さが、ラカンの精神分析理論に光彩をもたらしている。他者への奉仕という倫理の無謬性を何一つ疑うことのない幸福な者たちにとっては異質な倫理的次元を切り開くことに、現代においてラカンを読み直すことの意義はある。」(「序論」より)