建築の古本・古書・雑誌の買取査定をアップさせる5つのポイント
「建築の本」とひと口にまとめても、ジャンルは幅広く、どこにお願いすれば良いのか迷ってしまいますよね?
建築の分野でお仕事をされている方であっても「ためになることが書いてある」からといって「高値で買い取ってもらえる」とは限りません。
場合によっては専門性が高すぎて買い取ってもらえないこともあるかもしれません。
そこで、建築の本を何度も買い取らせていただいている「浩二書店」が、お客様から聞いたよくある話なども踏まえながら、買い取る時に確認しておくべきポイントを紹介していきます。
古本屋に持ち込む前に、まずはチェックしておきましょう。
1.まとめて売る場合は古書店の買取サービスを利用する
建築の本と言ってもさまざまなジャンルがありますが、多くの場合、建築にまつわる仕事をしている方が、知識を増やすために購入しています。
そして、建築デザインや技法は日進月歩で良いものが誕生していますが、神社・仏閣の修繕などでは当時の技術を取り入れる必要があるなど、すべてが最新技術のみで完結しているわけではありません。
そのため、新しい本から古い本まで、幅広く需要があります。
一方で、大手チェーンの古本屋などに持ち込むと、専門性が高すぎて思うような値段がつかなかったり、本が古すぎて買い取ってもらえなかったりと、さまざまなケースが考えられます。
大手チェーンの古本屋に比べると、古書店が運用している買取サービスの方がより多くの本を買い取ってもらえるため「部屋を片付けたい」と思っている方にとっては特におすすめです。
建築本の買取について知っておくべきこと
建築の本はジャンルや種類が多岐にわたるほか、古いものでも価値が下がらない場合もありますので、古書が多く取引されています。
古書とは、一般的にバーコードがついていない本のことを言います。
バーコードがついていない本は古本屋で売れないことが多く、古書店では買い取ってもらえることも少なくありません。
また、小出しで売るより一度に多く売った方が買取価格もアップします。
そのため、たくさん本がある場合わざわざバーコードのある・なしをチェックして仕分けするのも手間が増えるだけ。
であれば、最初から買取が可能な古書店の買取サービスを利用した方が、後々面倒がないのでおすすめです。
2.買取可能な本かどうかをチェックする
建築の本はジャンルが幅広く、モノによっては書き込みがあっても買い取ってもらえる本も少なくありません。
また、通常であれば買い取ってもらえない「雑誌」も、建築雑誌であれば買取OKという書店も多くあります。
そのため、売りたい本、処分したい本が買い取ってもらえるかどうかを事前にチェックしておく必要があります。
浩二書店であれば、本を写真に撮ってLINEで送るだけの事前査定が便利です。
買取できる、できないも含め、迅速にご返答致します。
買取可能な建築本のジャンル
買取可能な建築本のジャンルについて、簡単に解説します。
建築の本は専門書から雑誌まで幅広く、さまざまなものがあります。
あらゆる本に共通する事ですが、必ずお値段がつくという保証はありません。
しかし、下記ジャンルはお値段がつく場合が多いです。
建築設計
建築物の設計に関する基礎知識や設計手法、デザインに関する内容が書かれた本です。
建築史
歴史的な建築物や建築様式の変遷、建築家の活動などに関する研究結果が書かれた本です。
建築理論
建築の理論や思想、美学などについて深く掘り下げ、本にまとめたものです。
建築技術・構造
建築物の構造や工法、施工技術などについて書かれた本です。建築設計などに比べ、より実践的な内容が書かれています。
建築計画・都市計画
建築や都市の計画、設計に関する知識や手法、都市開発に関する内容が書かれた本です。
住宅設計
住宅に特化した内容の本です。間取りやインテリアデザイン、住環境の考え方などが紹介されています。
建築図面・CAD
建築図面の作成方法やCADの使い方、図面の読み方などについて解説された本です。
買取ができない本
内容が現代に求められていない本の場合は、買取をお断りする可能性があります。
また、状態に寄っては買取はできるけれど大幅に価格が下がってしまうこともあります。
当てはまっている本がないかを確認しておきましょう。
- 書き込み、蔵書印、切り取りなどがある本
- 破損やシミなどがあり、読書ができないほど傷みが激しい本
- 現代では内容が求められていない本(古い建築法規や施工管理の本に多いです)
- 個人出版の本
- 盗品または遺失物
- 法律などで所有が認められていない本
3.目的や用途に合わせて買取業者を選択
売りたい本が「売れそうだ」ということが分かったら、次はどこに売るかを決めましょう。
買取業者のサービスは大きく分けると下記4つに分かれます。
それぞれに条件やメリット・デメリットがあるため、どの買取方法が良いかを検討しましょう。
- 店頭買取
- 出張買取
- 引取買取
- 宅配買取
店頭買取:手元の本をすぐに片付けたい方におすすめ
店頭買取は、自分で持てる数冊程度の本を売る場合に、最寄りのお店に行って買取をお願いする場合に便利です。
思い立ったが吉日で、今すぐ売りに出すことができる点や、自宅に人を入れなくても良い点などのメリットがあります。
一方で、自分で持ち込む必要があるなどのデメリットや、持っていったは良いけれど買い取ってもらえなかったなどの失敗談も少なくありません。
出張買取:片付けを1日で終わらせたい方におすすめ
出張買取は、買取業者がご自宅にうかがい、本を回収した上でその場で査定まで終わらせるサービスです。
1日で片付けや本の査定などをすべて終わらせてしまいたい方におすすめです。
浩二書店であれば四国全域と岡山県など、限られたエリアまでしか出張できない点がデメリットです。
引取買取:引取だけ終わらせて後日査定。忙しい方におすすめ
本を段ボールなどに入れておいていただくことで、買取業者が現地まで引き取りにうかがうサービスです。
本を持ち帰り、後日査定、問題がなければ入金という流れになります。
出張買取と同様、限られたエリアまでしか出張できないデメリットがあります。
宅配買取:売りたい本を着払いでお送りいただきます
本を段ボールに入れ、買取業者まで直接発送していただくサービスです。
届き次第査定し、問題がなければ入金という流れになります。
上記3つの買取方法と違い、全国どの地域でも対応できる点がメリットです。
4.買取手続きで注意しておくこと
買取の注意点は大きく分けてふたつあります。
身分証明書を用意しておく
大手古本屋の買取サービスでも、免許証の提示を求められます。
これと同じで、出張買取をはじめ、自宅にうかがう買取サービスでも身分証明書のご提示が必要になります。
主に「運転免許証」「保険証」「パスポート(期限が切れていないもの)」などが一般的。
ちなみに、マイナンバーカードはお店によって断られる可能性があるようです。
基本的には現在の住所が確認できる身分証明書が必要なので、運転免許証や保険証を提示しておくのが無難です。
取引後のことを確認しておく
事前査定をした上での取引となりますが、汚れや破損などによって金額が変わってしまうことがあります。
そういう場合の返却方法については事前に確認しておきましょう。
また、当然のことですが取引が完了した後の返品はできません。
「うっかり売らない予定だったものまで買取に出してしまった」
となっても、古書店は買い取ったものを販売してお金にしているため、すでに売れてしまっていてキャンセルや返金が難しい場合が多いです。
そのため、売りたい本をしっかりとチェックしておきましょう。
3.買取の流れ
基本的な買取の流れは下記の通りです。
- まずはお申し込み
- 事前査定
- 買取方法の選択
- 本の受け取り
- 査定・お支払い
買取方法によって、宅配買取であれば梱包・発送、出張買取であれば場所や日時のすり合わせをした上でおうかがいとなります。
5.高価買取が期待できる建築の本をチェック
建築の古本・古書で高価買取が期待できそうな書籍を一部ご紹介します。
- 日本庭園集成 全6巻/小学館/中村昌生 西澤文隆 他 ¥25,000
- 世界建築設計図集 全50巻/同朋舎/黒川紀章・前川國男 他 ¥15,000
- ル・コルビュジエ 全作品集 全8巻/A.D.A. EDITA/ウィリ・ボジガー ¥80,000
※買取価格は中古美品の目安です。状況によって変動する場合がございます
上記はあくまでも高価買取が期待できる書籍のほんの一部です。
高価買取リストも随時公開されているので、ぜひチェックしてください。
建築の古本・古書の買取は浩二書店へ
買取業者目線では「高く売れそう」「買い手がつきそう」な本でも、本を持たれている方が「どうせ高く売れないだろう」と思っているケースが少なくありません。
特に、建築の本は勉強のために本に書き込みをしているケースもあり、値段が下がると思われている方も少なくありません。
しかし、本によっては書き込みされていた方がプラス査定になるケースもあり、意外に高値で売れたと驚かれる方も多くいらっしゃいます。
「偏ったジャンルの本なので買い手がつきにくいのでは?」という思い込みから、高く売れないと決めつけるのではなく、まずは査定依頼をしてみてください。
大切にされている本を1つひとつきっちりと査定致します。