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高く売れる古書。買い取り方法や自分に合う売り方の判断基準をご紹介

お役立ち情報

古書にはたくさんのジャンルがありますが、もし売る場合はまとめて一括で査定する方がおすすめ。
今回は、古書を高く売るためのポイントや古本との売り方の違いなどをご紹介します。
古書の買取を検討している方はぜひ、こちらの記事を参考にしてください。

古本と古書の違い

中古の本は大きく分けると「古本」と「古書」に分けられます。
どちらも一度誰かの手に渡った状態で売られている、いわゆる中古の本のことを指します。
それぞれの違いは、古本は書店で新品を手に入れられる本のことで、古書は絶版になっていて新品では手に入れられない本のことを言います。

ただし、比較的新しい本の場合絶版になっていても古本として扱われる場合もあります。
書籍の裏表紙にある「ISBNコード(国際標準図書番号:International Standard Book Number)」がついているものは古本で、江戸時代の本など、ISBNコードがついていないものは古書とされる場合も多いです。

古書は高額で取引されることも多い


古書は車で言うところのクラシックカー、工芸品や美術品で言うところの骨董品と同じ扱いです。
そのため希少価値が高く、中には高額で取引をされている本も多くあります。

高額買取されやすい古書のジャンル

古書と言っても書籍と同じなので、幅広いジャンルがあります。
その中には探している人が多く、高値がつきやすいジャンルも少なくありません。
主に業者が高価買取をしてくれやすいジャンルは下記の通りです。

  1. 専門書:考古学、人文科学、社会科学、自然科学、芸術学、言語学、理工学、民俗学(江戸・、アイヌ、中国、満州、朝鮮、ヨーロッパ民俗学、イギリス・フランス民俗学)、心理学、オカルト(神話・伝説・精神世界・悪魔学)
  2. 学術書:数学、物理、化学、英語、歴史、大学受験、大学出版社の発行している本全般
  3. 文学:国文学、英米文学、東洋・中国文学、幻想文学、
  4. 建築:東洋建築、西洋建築、宗教建築(社寺仏閣、教会、石仏、石窟)
  5. 美術・芸術:彫刻、宗教芸術、絵画、書道、版画、写真集、工芸、音楽、舞踊
  6. 宗教:仏教学、プロテスタント、カトリック、ユダヤ、イスラム、密教、神道、仏教美術、神社・仏閣、原始仏教、大乗仏教、お経、そのほか宗教
  7. 東洋医学 :漢方、鍼灸、手技、生薬

外国で人気の高い本もある

最近ではインターネットが発達しているため、買い手が日本人だけとは限りません。
例えば、浮世絵や春画は国内外にコレクターがおり、市場で高値がつくことも多いジャンルです。
浮世絵といえば名の通った画家、東洲斎写楽や葛飾北斎菱川師宣はもちろん、奥村政信、鈴木春信、鳥文斎栄之、喜多川歌麿など、高値のつきやすい画家がたくさんいます。

ただし、浮世絵や春画は主に木版画ですが、状態や初刷、雲飛びなど考慮するべき要素が多々あります。

素晴らしい物は1枚数百万円以上で取引されていますが、さほどでもない物は1枚500円もつきません。

近年はコレクターの目も肥えてきていますので、状態や内容をしっかり考慮する必要が有ります。

また、書道の古書は中国でも人気があり、高値がつくことが少なくありません。

例えば原拓(石碑から直接拓を取ったもの)は、現在採取が禁止されている場合が多く、昭和の頃に中国旅行に行った方がお持ちの物が思わぬ価格になっている場合があります。

文学・小説作家が手がけた人気の本

国語の教科書にも載っていて、多くの人が名前を聞いたことがあるような作家が手がけた本はその初版本ともなれば喉から手が出るほど欲しがっているコレクターも多く、高額で取引されやすいです。
作家名を例に挙げると、中原中也、北原白秋、立原道造、石川啄木、三島由紀夫、萩原朔太郎、夏目漱石、川端康成、松尾芭蕉、上田秋成など。
帯の有無、状態の良し悪しや発行部数によっても価格は上下動しますが、希少価値が高いものほど、市場価格は高くなります。

古書の買い取りをしてもらう際のポイント

最初にもお伝えしたように、古書の扱いは骨董品やクラシックカーと同じです。
中古車屋さんにクラシックカーを持って行ってもうまく査定ができないように、古書も古本屋さんに持って行っても査定ができないことがあります。
買い取ってもらえないか、買い取ってもらえたとしてもきちんと「目利き」ができておらず、適正価格になっていない可能性もあります。
そのため、古書を売る婆は古書店や、古書店が運営している買い取りサービスを利用しましょう。

買い取りサービスなら、お店に行かずにLINEなどで査定ができるため手軽で簡単です。
また、宅配や出張など、買取方法が選べる点や、売れる、売れないに関係なく査定額のお金をもらえる点などさまざまなメリットがあります。

古書を自分で売る場合


インターネットを利用すれば、自分でも古書を売ることが可能です。
主に目的は買い取りサービスよりも「高く売りたい」という考えを持たれている方が多いです。

売り方は「フリマアプリ」と「インターネットオークション」の2種類があります。

インターネットオークションはコレクターが値段をつける

インターネットオークションは、自分が最低価格さえ設定しておけば、価格をコレクターが引き上げてくれるため、価値のある古書は思わぬ高値がつく場合があります。
コレクターが価格を提示してくれるので自分が市場価値を知らなくてもある程度取引が成立します。
ただし、オークションに参加する側も「良いものをできるだけ安く買いたい」という思いがあるため、必ずしも市場価値にくらべて高値がつくとは限りません。
個人間のやりとりなのでトラブルに発展しやすい点も注意が必要です。

フリマアプリを利用する場合市場価値は把握しておくべき

フリマアプリは自分で値段をつけてインターネットで販売する方法です。
オークションと違って自分のつけた値段がすべてなので、ある程度市場価格を把握しておく必要があります。
また、値切り交渉をされることも多く、労力を考えるとあまり高く売れていないことも少なくありません。
さらに、買い取りサービスやオークションと違って売れなければずっとそのまま残ってしまうため、売れるまでずっと手元に残ってしまう点もデメリットです。
不慣れな方が本を高値で売るためだけに手を出すと時間と労力をかけたわりに成果に繋がらない可能性も高いので注意が必要です。

古書の買取相場


古書といっても幅広い種類があるため、平均するといくらぐらいといった基準を設けることは難しいです。
古書であったとしても古本と同様、数百円で取引されている本もあるため、下を見ると古書も古本も大差ありません。
一方、上を見ると、数千円、数万円。物によっては数十万円で取引されるようなケースもあり、本の状態や内容などによって大きく上下動する点も古書の特徴かもしれません。

買い取り査定のポイント

古書を買い取りに出す前に、まずはチェックしておくべきポイントがあります。
売りたい本に当てはまっているかも含めて確認してみましょう。

ISBNコードの有無

ISBNコードが付いている場合、比較的新しい本なので古本として扱われる可能性が高いです。
ついているから売れないと言うわけではありませんが、希少価値が下がるので高値がつきにくいと思っておきましょう。

市場価値があるかどうか

どんなに希少価値が高くても、市場価値が0だと買う人がいないため高値がつきません。
一方で、ある程度世の中に出回っていても市場価値が高ければ思わぬ高額で売れることもあります。
そのため、売りたい本が市場で求められているかどうかはチェックしておくと、査定額が分かりやすくなります。

保存状態を確認しよう

本かどうかに関係なく、中古の物は保存状態の良し悪しによって価値が変わります。
江戸時代の書物ともなれば、新品と同様というわけにはいきませんが、キレイな保存状態であればあるほど高値がつきやすくなります。
逆に、直射日光を浴びて色褪せていたり、ページが折れたり破れたりしているケース、または虫食いやシミになっているなどの場合は買取価格が安くなりやすいので注意が必要です。

古書の買い取りは浩二書店へ

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