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売れない本を捨てる前に。意外と知らない買い取りできない書籍の処分方法

お役立ち情報

本棚に置いてあるだけで読まない本をどうやって整理するかお悩みの方はいませんか?
雑誌をはじめ、買い取ってもらえない可能性が高い本はどこかに引き取ってもらえるのか、廃品として処分するしかないのか。
と、さまざまな方法を模索している方も多いかと思います。

そこで今回は、本を捨てる前に知っておきたいさまざまな対応方法について解説していきます。
売れないと思っていた本が実は売れるかもしれないといった情報も含めてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

捨てるか、別の方法で売るか、寄附するか

古本屋で買い取ってもらえなかった本はどうやって処分すれば良いか悩みますよね。
最近ではインターネットを使って自分で売る手段もありますが、適正価格も分からないし、そもそも買い手がつくかどうかも謎。
となると、一番ラクな方法はどれなのかと考えるのが当然ですよね?

一般的に買い手のつかない本を処分する方法は下記の4択になります。

  • 自分で売る
  • 買い取ってくれるお店を探す
  • 寄付する
  • 捨てる・処分する

売るなら買い取り業者に依頼するか自分で売る

買い取りで断られた場合でもまだ売ることを諦めるのは早いかもしれません。
というのも、最近はインターネットを使って自分で売ることができるからです。

さらに、古本の買い取り業者に依頼するのもひとつの手段。
実は、あまり知られていないかもしれませんが、大手チェーンの古本屋さんでは買い取ってもらえなかった本も、街にある個人経営の古本屋さんなら買い取ってもらえる可能性があるので、諦める前に一度問い合わせてみると良いでしょう。

古書店に買い取り依頼をする

古本は「最初のお店で買い取り不可と言われたのに別のお店では高値で売れた」という例が意外に多くあります。
なぜなら、多くの方が最初に大手チェーン店に持ち込むからです。
買い取ってそのまま店頭で販売する大手チェーン店では、古書はお店に並べても売れにくい本として扱われ「買い取りできない」もしくは「安い値段で買い取られる」可能性があります。
例えば、バーコードがついていないような古い本もそのひとつ。
買い取ってもらえなかった本が思わぬ高額買取になる可能性もあるので、一度査定してもらってダメだったからといって諦めるのはまだまだ早いです。

ちなみに、出張買取をお願いすれば、まとまった量の本を自分で古本屋に持ち込まなくても自宅まで直接、業者が買い取りにうかがいます。
売れる本、売れない本などもその場で見極めることができるため、古本屋に持ち込んだり、資源ごみとして処分するよりもラクで労力もかかりません。

古すぎる本が買取不可になる理由

例えば、何十年も前の車と聞いてどんな印象を受けますか?
あまり車に詳しくない場合、古い、ボロい、性能が悪いなど、あまりプラスのイメージは抱かない場合がほとんど。
ただ、今では誰も乗っていないような古い車は、クラシックカーとして一部のユーザーの間で高値で取引されることがあります。

とは言え、一般的な中古車のお店に売りに行っても客層が違うため買い取ってもらえない可能性が高いです。
なぜなら、見る人が見れば高級なクラシックカーも、価値を知らない人からすればただのガラクタになってしまうからです。

本も例外ではなく、古書と呼ばれている古い本の中には、収集家をはじめとする一部のユーザーに人気があり、高値がつけられるものもあります。
しかし、それはあくまでも一部のファン向けであって、新作や人気の書籍などを目当てに大手チェーン店に訪れている人からは見向きもされないでしょう。
だから、古い本は特に買い手とつながりのあるお店かどうかが買い取ってもらえる、もらえないの違いとなるのです。

自分で売りに出す

買い取ってもらえないのであれば、自分で売る。
インターネットを使えば全国のユーザーがお客さんになるので、古本屋さんで買い取ってもらえなかった本にも買い手がつくかもしれません。
おすすめなのは下記の3つ。

  • メルカリ
  • ヤフオク
  • Amazon

それぞれの特徴や売り方などは下記記事でも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

本を高く売る方法は?古本を一番高く売るための注意点

児童施設や病院、チャリティー団体などに寄付する

読まなくなった本を捨てるのではなく、どこかで有効活用してほしいと思うなら、売るのではなく寄付するというのもひとつの手段です。
児童施設や病院、チャリティー団体などの中には、読まなくなった本を引き取ってくれる場合があります。

ただし、汚れていたり破損したりしている場合は受け付けてもらえない可能性が高いほか、機関や団体によっても考え方が異なるため必ず引き取ってもらえるとも限りません。
また、ガイドラインなどに「本の寄付について」といった内容が書かれていない場合がほとんどなので、買い取ってもらえる古本屋を探すよりも大変かもしれません。

捨てるならゴミとして出すか、回収業者に依頼

捨てるという選択肢は、古本買取をしている立場からすると、一番選んでほしくない選択肢。
買い取りにうかがった際にも、「本を捨てるのは忍びないので、お金にならなくてもだれかに引き取ってもらいたい」と考えている方もたくさんいらっしゃいます。
「捨てる」という選択をする前に、まずは「買い取り」や「寄付」の方法を考えてみてください。

とは言え、買い取ってもらえない、引き取ってもらえない本は、最終的に資源として再利用するしかなくなります。
本を捨てるなんて・・・と思っている方も、本で使われている紙は古紙としてリサイクルされるので、捨てるといっても資源になっていると思えば、後ろめたさは少し軽減されるかもしれません。

本の処分方法は一般的に下記の通り。

  • ゴミの日に捨てる
  • 回収センターに持ち込む

ぞれぞれにメリット・デメリットがあるので詳しくご紹介します。

ゴミとして捨てるなら「資源ゴミ」

本をゴミとして出すなら資源ゴミとして出しましょう。
「紙でできているのだから燃えるゴミでも良いのでは?」
と思うかもしれませんが、燃えるゴミで出しても回収してもらえない場合があるので要注意。

ゴミとして出す場合、近くのごみ収集場所に持って行くだけなので手軽で簡単ですが、1ヶ月に数回しかゴミの日がなく、一度逃すと次は半月程度待たされる点がデメリットです。

難しいなら古紙回収センターに持ち込む

ゴミの日まで待っていられない場合や、忙しくて決められた日に捨てるのが難しい場合、断捨離や引っ越しなどで、できれば今すぐ処分したいという方は、古紙回収センターに持ち込むのがおすすめです。

自分で持ち込む分ガソリン代などの費用が発生しますが、捨てたい時に、自分のタイミングで処分できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

本は縛って捨てる。自治体のゴミ出し方法も確認しよう

資源ゴミとして出すにしても、古紙回収センターに持ち込むにしても、本を処分する場合紐で縛って整理しておくのが一般的。
この時、四方を縛っておくと崩れる心配がないので安心です。
本は滑りやすく、モノによって大きさも異なるため、二方向を縛っただけでは持った時に崩れてバラバラになってしまうことがあります。
何度も手荷物と少しずつ緩んでしまうことも考えられるため、少し紐が緩んでも本が崩れないようにしておきましょう。

本を売る場合には段ボールに入れて持ち運ぶ方も少なくありませんが、ゴミとして出す場合、自治体でゴミ出し方法が決められています。
そのため、段ボールに入れたままゴミ出しをすると回収してもらえない可能性があります。
ホームページや資料などでゴミ出し方法を確認し、決められた方法で捨てるようにしましょう。

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